Jane Sync

Jane Style/Xeno拡張アプリケーション「Jane Sync」

1. はじめに

「Jane Sync」はJane StyleまたはJane Xeno上でsync2ch.comの同期サービスを利用するためのクライアント・アプリケーションです。
このアプリケーションによって一度Jane を終了させてから、各種設定ファイルやログファイルを編集させた後、Jane を再起動させる
一連の動作を自動的に行わせることができるので、ユーザーは最小の操作で同期を完了することができます。

2. ダウンロードとインストール

実行には.NET Framework 4.0以上が必要です。Windows 7以上ではデフォルトでインストールされている場合があります。
インストールされていない場合は、下記URLからインストールしてください。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=24872

Jane Style Syncアプリケーション本体は以下からダウンロードしてください。

JaneSync_3_4.zip

ダウンロードファイルはzip形式となっています。適当なフォルダに解凍してください。
ただし注意事項として、Jane のアプリケーションフォルダ内に解凍すると、同期時にJane を正常に終了させることができなくなってしまう挙動が確認されていますので、別のフォルダに解凍してください。
例えばC:\Program Files\Jane Sync\のような場所に配置させます。

3. 本体設定

インストールが終了したら、始めに設定を行います。
JaneSync.exeを起動させ、左上の設定ボタンを押します。

IDとAPI接続用パスワード、さらに同期対象となるJane アプリケーションの実行ファイルのパスを入力します。
API接続用パスワードはログイン用のパスワードとは異なり、「アカウント情報」に記載されているものなので、ご注意ください。
実行ファイルのパスは参照ボタンを押してからファイルダイアログ内で選択できます。

4. 外部コマンドを設定する

次にJaneから同期クライアントを直接呼べるようにするため、Jane 上で外部コマンドの設定を行います。

Jane のメニューからツール > 設定を選択し、外部コマンドを以下のように2つ設定します。
コマンド名: 同期クライアント
コマンド: C:\Program Files\Jane Sync\JaneSync.exe -url $URL

コマンド名: 同期後再起動
コマンド: C:\Program Files\Jane Sync\JaneSync.exe auto -url $URL

一つ目のコマンドでは、通常モードで同期クライアントが立ち上がり、同期するスレッドの選択や設定などを行った後に、手動で同期を
行うことができます。

(Jane Styleのみ)2つ目のコマンドのように autoオプションをつけると、自動で既定の同期操作を行い、その後、自動的にJaneを起動させます。
-url $URLをつけることによって、起動した後に、以前表示されていたスレッド(タブ)を表示できるので、
2つのコマンドともURLオプションをつけることをおすすめします。

その他のオプション
autoClose : 同期後にアプリケーションを終了する

同期の実行

これまでの設定を適切に行うと、下図のようにコンテキストメニューから同期を開始することができます。

■Jane Sync使用時にデータが消失する問題について
Jane Sync使用時にタブ一覧やお気に入り一覧のデータが全て消えてしまう挙動が
  確認されています。
  現在原因は正確には把握できていませんが、推測される理由として、
  Jane SyncではJane Style/Xenoを外部から強制的に終了させていますが、
Jane Style/Xeno側からするとこれはもともと意図していない終了方法となり、
  その際にタブ一覧やお気に入りのデータを正常に書き込めていない状態のまま、
  Jane Syncが同期を始めてしまうので、空データを同期データとして反映させてしまう、
  という理由が考えられます。
  根本的な対策としては、手動でJane Style/Xenoを終了させてから同期クライアントを立ち上げて
  同期を行う方法がありますが、手間が多く、実用的ではないかもしれません。
  この問題が起こる頻度は、開発者のテスト環境においてはかなり低いものなので、事後対策として
Jane Style/Xenoに備わっているバックアップ機能(session.dat.bakやfavorites.dat.bakなどの
  ファイルをリネームする)を用いる、またはSync2chの履歴一覧から復元するなどの対策で
  実用的に運用できるかと思いますが、頻度はユーザーの環境によって異なると思います。
  頻度が高い場合は、別のクライアントの使用を検討してください。

更新履歴

(アップグレードはファイルの上書きで行います。)

2015/08/17 v3.4
* プロキシ設定を追加

2014/10/24 v3.3
* 同期後に終了するautoClose引数を追加

2014/07/19 v3.2
* Jane Xenoへ対応
  * ソフトウェア名をJane Syncへ変更
(注意) ソフトウェア名がJane Style SyncからJaneSyncへ変更となるため、アップデートを行う場合には、
  Jane Styleで設定していたコマンドの設定の中のパスを変更する必要があります。

2014/07/11 v3.1.2
* 更新のあったお気に入りスレッドをタブに追加する機能を修正
2014/07/11 v3.1.1
* 更新のあったお気に入りスレッドをタブに追加する設定を追加

2014/07/01 v3.1
* 過去スレのURLを正しく読み込めるように
* 過去スレのdatが同期時に正しく読み込めるように
* まちBBSのdat取得ができるように
* Sync2ch API Version3に対応。暗号化に対応

2013/12/22 v1.9.6
* dat取得時にあぼーんを検知してを再取得するようにした。
* したらばのスレッドに対してもdat取得してから既読情報を同期できるようにした。

2013/12/14 v1.9.5
* 同期時にスレッドが消えることがある不具合を修正

2013/12/10 v1.9.4
* したらばのドメイン変更に対応
   注)2013/12/10現在ではJane Style本体がしたらばのドメインに変更していないため、以下のような設定変更が必要になります。
Jane Styleがインストールされているフォルダ内のJane2ch.iniのBBSMENUセクションに次の一行を追加してください。

[BBSMENU]
JBBSServers=jbbs.shitaraba.net,jbbs.livedoor.jp,jbbs.livedoor.com,jbbs.shitaraba.com

2013/10/21 v1.9.3
* エラー発生時自動的に終了しないように変更。同期が正確に終了しない不具合の修正

2013/10/20 v1.9.2
* offlaw2.soによる過去ログの取得機能を追加
(このサービスは予告無しに終了する可能性があります)

2013/09/10 v1.9.1
* dat取得時に複数同時ダウンロードを行うようにした。
  * インストールフォルダを開くツールボタンを追加

2013/06/7 v1.9
  * エラー出力の詳細化
* 板とカテゴリからログフォルダを取得する際のエラーを修正

2013/03/19 v1.8
  * dat落ちしたスレッドを同期すると未読扱いになってしまう不具合を修正
  * 既読になったことがないスレッドの既読位置と現在位置を正確に同期できない不具合を修正
  * 多重起動判定後に正常に終了しない不具合を修正
  * Jane Styleの設定でログとボード一覧の設定を変更している場合にJane2ch.iniファイルから
   読み取り、対象フォルダとして使用できるようにした
  * 同期時にdatを取得しているスレッドのタイトルを待機ダイアログに表示するようにした
  * Sync2ch API Version 2に対応
  * 書き込みレス番号の同期設定項目を追加
  * SSL暗号化通信の設定項目を追加

2012/12/7 v1.7
エラー詳細出力機能を追加

2012/12/1 v1.6
重複起動時にエラーが出る不具合を修正

2012/10/31 v1.5
外部板を登録していないスレッドを同期で受け取った時にお気に入りが正常に同期できないバグを修正

2012/10/27  v1.4
dat取得時の最適化
スレッドタイトルに「&」が入っていた時のバグを修正
お気に入りフォルダ名にに「<」と「>」が含まれていた時のバグを修正

2012/10/17 v1.3
文字化けを修正

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